最近よく耳にする言葉「AI家電」。
有名なものだと、ロボット掃除機の「ルンバ」やスマートスピーカー「アレクサ」などがあります。
「そんな贅沢なものなくても自分で掃除もできるし、電気も付けられるからいらない」
と思っている方もいるのではないでしょうか?
しかし、意外と私たちの身の回りには人工知能を利用したものがたくさんあり、「必要ない」と思っている方も、知らず知らずのうちに利用しているかもしれません。
例えば、Google翻訳やニュースアプリのおすすめ記事、非接触検温、洗濯機や電子レンジの時間の自動調節機能など、意識せずに使っているものでもAIが使われているものが多くあり、知らないところで私たちの生活を便利にしてくれています。
この記事では、そんな私たちの生活の一部になりつつあるAI家電のひとつである「Kachaka(カチャカ)」について詳しく解説しています。
利用を検討している方は一度読んでみてくださいね。
家庭用自立移動ロボット カチャカとは?
スマートファニチャー Kachaka(カチャカ)って何?
「Kachaka(カチャカ)」は最先端AI技術搭載の家庭用自律移動ロボットです。
スマートファニチャーは、人の指示通りに動く家具のことだよ♪
「株式会社Preferred Robotics」から2023年5月17日に一般販売され、雑誌やユーチューブなどで紹介されたり、SNSでも話題になっていますよね。
あらかじめ専用家具や拠点などを設定しておき、Siriに話しかけるように、「ねぇ、カチャカ」と話しかけて何かをお願いすると、指定した動作をしてくれる、便利で、なんだか可愛いスマートファニチャーです。
日常の「ちょっとしたことだけど、自動で出来たら便利だな」と思うようなことを指示通りやってくれるんだ!
Kachaka(カチャカ)のスペックは?
そんな便利な「カチャカ」はこの先どんどん普及していくと思われますが、性能・スペックが気になりますよね。
カチャカのスペックは以下の表のとおりです。
外形寸法 | 幅 240 mm × 奥行 387 mm × 高さ 115 mm |
質量 | 10.0kg |
積載荷重 | 20 Kg(専用家具カチャカシェルフの重量を含めて) |
使用電池 | 充電式リチウムイオン電池 |
定格電圧 | DC 25.2 V |
最大速度 | 400 mm/秒 |
通信 | Wi-Fi |
カメラ | RGBカメラ × 2 |
センサー | レーザーセンサー(LiDAR)× 1、 3Dセンサー(ToF)× 1、 段差センサー × 2、家具認識センサー × 1 |
サウンド | マイク × 4 、スピーカー × 1 |
付属品 | 充電ドック、ACアダプター、充電コード |
利用前に、次の3点は確認しておくようにしましょう。
- 充電器を設置し、拠点にできるようなスペース(24㎝×39㎝×11㎝以上)がある
- 自宅にWi-Fi環境がある
- スマホがある
Kachaka(カチャカ)でどんなことができる?
カチャカでは、家具を持ってきたり片づけたりすることができ、他にも次のような使い方ができます。
- 食器や調味料をキッチンから食卓に運んでくれる
- 子どもの荷物を玄関から子供部屋まで運んでくれる
- 取り入れた洗濯物を目的の場所まで運んでくれる
- 習慣化したいこと(読書など)を設定した時間に持ってきて知らせてくれる
- 出勤前に玄関に持ち物を届けてくれて忘れ物をしなくなる
- 帰宅時に玄関で出迎え、荷物を部屋に運んでくれる
このような「些細なことだけど、毎日のちょっとめんどうに感じること」を手伝ってくれるんです。
料理を運んだり、洗濯物を運んだりするのって、量が多いと何回か往復しないといけないことがありますよね。
そんな時もカチャカを活用することで、負担が軽くなるんだ♪
また、カチャカが子どもの物を運んでくれることで、子どもも一緒に楽しんでお片付けの練習ができたり、日常のスケジュール管理などのタイムキーパーのような使い方もできます。
Kachaka(カチャカ)はどうやって動かすの?
カチャカは音声で指示を出したり、スマホアプリを活用して動かすことができます。
動作とボイスコマンド例は以下のようなものがあります。
カチャカの動作 | ボイスコマンド例 |
家具を運ぶ(目的地を指定して家具を運ぶ時) | ねぇカチャカ、〇〇(家具)を△△(目的地)に持ってきて |
家具を運ぶ(デフォルト目的地に家具を運ぶ時) | ねぇカチャカ、〇〇(家具)を持ってきて |
家具を片付ける(家具とドッキングしている時) | ねぇカチャカ、片付けて |
家具を片付ける(家具とドッキングしていない時) | ねぇカチャカ、〇〇(家具)を片付けて |
家具を置く | ねぇカチャカ、ここに置いて |
家具を乗せる(家具が正面にある時) | ねぇカチャカ、家具を乗せて |
充電する | ねぇカチャカ、充電して |
カチャカを移動させる | ねぇカチャカ、△△(目的地)に行って |
カチャカを止める | ねぇカチャカ、止まって |
カチャカの位置のズレを直す | ねぇカチャカ、落ち着いて |
個人的には、「ねぇカチャカ落ち着いて」というボイスコマンドで笑ってしまいました。
本当に人に話しかけるように喋るだけで自動で動いてくれて、なんだか可愛く感じてしまいます。
カチャカのサブスク料金やセット内容は?
カチャカサブスクのセットは2種類
Kachaka(カチャカ)は、カチャカスターターセット(カチャカ本体、専用家具カチャカシェルフ、カチャカサブスクリプションの3点)の購入でサブスクの利用ができます。
カチャカ スターターセットは2種類あり、費用は以下の通りです。
カチャカ本体 | カチャカシェルフ2段 | サブスクリプション |
⇒ ¥5,500/月+サブスク¥980/月 または ¥251,800(一括)+サブスク¥980/月
カチャカ本体 | カチャカシェルフ3段 | サブスクリプション |
⇒ ¥5,631/月+サブスク¥980/月 または ¥257,800(一括)+サブスク¥980/月
カチャカ本体と、カチャカシェルフは分割払いまたは一括払いの買い切りとなっており、サブスク料金の980円は毎月支払う必要があります。
カチャカ一台でたくさんのシェルフを動かせる!
カチャカシェルフ(棚)の複数使いは想定しています!
— カチャカ| 5/17(水)に発売📣 (@kachaka_jp) May 18, 2023
シェルフにはそれぞれ名前をつけられるのですが、カチャカはバーコードによって、同型のシェルフであっても個別のものと認識できます。カチャカにドッキング/ アンドックしてもらい、都度欲しいシェルフを運んでもらうイメージです。
カチャカ一台で登録できるシェルフの数は制限が無いので、必要に応じてシェルフを追加購入することで、もっと便利にカチャカを活用できます。
それぞれの価格は以下の通りです。
カチャカ(本体) | カチャカファニチャー シェルフ2段 | カチャカファニチャー シェルフ3段 | カチャカサブスクリプション (カチャカの月額使用料) |
月額4,980円(48回分割) または一括 228,000円 | 月額520円(48回分割) または一括 23,800円 | 月額651円(48回分割) または一括 29,800円 | 月額980 円 |
カチャカを使ってみた人の口コミ・評判は?
実際にカチャカを使ってみた人の口コミ・評判を紹介します。
\ ルンバと並べてロボット基地♪ /
我が家のロボット🤖基地。
— あさぎ (@asagin) May 18, 2023
今日からカチャカが仲間入り! pic.twitter.com/f8DplMGTdu
\ ねえカチャカとまって!笑 /
ねえカチャカ 止まって!
— Y.Nakayama (@YotetsuNakayama) May 20, 2023
と、移動中のカチャカを停止させその場でシェルフをテーブル代わりに飯を食い出す食べ盛りの娘w#ねえカチャカ pic.twitter.com/erTU4pljM9
\ 生きているみたいでかわいい♪ /
#カチャカ は分からない言葉言うと無視してくるけど、ありがとうにはちゃんと答える! pic.twitter.com/zVJVSECAGf
— OTL (小倉崇) SMILEROBOTICS😁🤖 (@OTL) May 24, 2023
\ 動きが丁寧で正確! /
カチャカ動きが丁寧で正確ですごい#rosjp #ROSRobotParty pic.twitter.com/7ahhELSIXE
— Chai (@chai_robo) May 14, 2023
みなさん、便利に使われているようですね。
まだ発売して間もないため、口コミが少ないので、随時更新していきます。
カチャカは要らない?体験会で実際に見てみるのもあり!
「カチャカを使ってみたいけど、実際に見てから決めたい。」
「本当に必要かどうか決めかねている」
このように思う方は、参加無料のカチャカ特別体験会に参加して、実際にカチャカの使用感を試してみるのもおすすめです。
- b8ta – Tokyo Yurakucho(有楽町)
- b8ta Tokyo – Shibuya(渋谷)
- LIVING HOUSE. 横浜ベイクォーター店
- b8ta Osaka – Hankyu Umeda(阪急うめだ)
近くの方はぜひ、カチャカに会いに行ってみてね♪
カチャカ使用で注意することはある?
デメリットというほどではないですが、使用する際の注意点について紹介していきます。
使用できない場所がある!
●使用できない場所
- 毛足の長いカーペット
- デリケートな建材
- 柔らかい床素材
- 黒色または黒に近い色の床
●使用を避けるべき場所
- 不安定な場所
- 段差、踊り場、ロフト
- 傾斜のある床
- 傷つきやすい家具や置物
- 落下するおそれのある陶磁器などがある場所
- 粘着性のある場所
- ペットなどの排泄物が放置された部屋
- 長いカーテンのある部屋
- 床面近くに操作部のある機器が置かれた場所
- ろうそく、線香などの火気がある場所
ただ、カチャカの侵入禁止場所の設定もできるので、上手く活用することで大事な物の破損などを防ぐことができます。
部屋が大きすぎると精度が低くなる?
一辺が20mを超えるようなお部屋がある場合は、ロボットの精度が低くなることがあると公式サイトに書かれていました。
しかし、20mというと6~7階建てのマンションの高さ位なので、そんなに大きな部屋がある人はそう多くないのでは、あまり心配する必要はないでしょう。
スマホとWi-Fiが必須!
カチャカを動かすにはWi-Fiが必須ですし、設定するのにスマートフォンも必ず必要になります。
スマホはほとんどの方がもっていると思いますが、Wi-Fi環境が無い方は、カチャカの購入に合わせて契約する必要があります。
カチャカを活用して生活をスマートに!
カチャカのある暮らしによって、毎日のめんどうなことや、誰かに少し手伝ってもらいたいことを、カチャカにしてもらえます。
他にも、スケジュール管理をしてくれたり、アイデア次第でもっと便利に使いこなせるようになるでしょう。
これからどんどん進化し、家庭用でも普及していくであろう、便利なAI家電。
現代で生きていく私達は、使わない手は無いのではないでしょうか。
気になっている方は、ぜひこの機会に利用してみてください♪